研究室だより
試験データ

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2) を用いた試験を行いました

※本データは下記試験方法(ISO21702)に準拠した試験であり、実際の使用での効果を示すものではありません。※本試験データは商品の性能を示すものではありません。
■試験概要

① 試験期間:一般財団法人 日本繊維製品品質技術センター
② 試験方法:ISO21702 「Measurement of antiviral activity on plastics and other non-porous surfaces」
③ 試験ウイルス:Servere acute respiratory syndrome coronavirus 2 (SARS-CoV-2)

新型コロナウイルス (SARS-CoV-2)、A型インフルエンザウイルスとネコカリシウイルス(ノロウイルスに近い性質を持つ)の3種類のウイルスを使用して、何もしない「未加工品」と本製品を施工した「加工品」を比較して24時間後のウイルス感染価(感染能力をもつウイルスの量)を測定したものです。
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)
ウイルス感染価
(常用対数平均値)
抗ウイルス
活性値
5.53
5.04
<1.80
≧3.2
A型インフルエンザウイルス
ウイルス感染価
(常用対数平均値)
抗ウイルス
活性値
5.73
4.81
<0.80
≧4.0
ネコカリシウイルス
ウイルス感染価
(常用対数平均値)
抗ウイルス
活性値
5.44
5.01
1.00
4.0
新型コロナウイルス
(SARS-CoV-2)
A型インフルエンザウイルス ネコカリシウイルス
検 体 ウイルス感染価
(常用対数平均値)
抗ウイルス
活性値
ウイルス感染価
(常用対数平均値)
抗ウイルス
活性値
ウイルス感染価
(常用対数平均値)
抗ウイルス
活性値
抗ウイルス/抗菌剤
未加工品
接触直後 5.53 5.73 5.44
24時間後 5.04 4.81 5.01
抗ウイルス/抗菌剤
加工品
24時間後 <1.80 ≧3.2 <0.80 ≧4.0 1.00 4.0

試験結果は常用対数で示されるため、括弧内の数値が1㎡あたりで検出されたウイルス量の実数となります。
(例:感染価5.73→実際のウイルス量は537,000個/㎡)

1平方センチメートルあたり
抗ウイルス成分を含んだコーティング膜にウイルスが接触することによって、特定のウイルス数を大幅に減少させる。
  • 本製品は医薬品・医薬部外品ではありません。
  • すべてのウイルスや菌に対して効果があるわけではありません。
  • 抗ウイルス加工は、ウイルスの働きを抑制するものではありません。
  • 病気の治療や予防を目的としたデータではありません。