耐久性

摩耗堅牢度試験

試験方法:JIS L0849 学振摩耗試験に準拠
荷 重:2N(200gf)
回 数:100回往復、200回往復、300回往復
本試験(JIS L0849)は、車両メーカーによる内装試験規格「Friction Durability」(摩耗耐久性)と同じであり、2N×200回往復で異常がなければ合格となる。
回数 塗膜外観 指示薬による
色変化
100回往復
異常なし
変化あり
200回往復
異常なし
変化あり
300回往復
擦れ跡あり
変化なし
※指示薬による色変化があればコーティング剤が残留していることを示す
200回往復の摩擦ではコーティング剤に「異常なし」 効果は約3ヵ月

様々な環境下での耐久テスト

1
付着性試験
塗膜(2mmマス×100個)にセロハンテープを貼って剥がす試験
異常なし
2
硬度試験
三菱鉛筆を塗膜に押し当て直線を引く
硬度H
傷跡が生じなかった最も硬い鉛筆硬度
3
耐溶剤性試験
塗料を落とす溶剤を使用し、500gの負荷をかけて10往復拭き上げる
異常なし
エタノール、トルエン、メチルエチルケトンを使用しそれぞれ塗膜に剥離なし
4
耐侯性試験
屋外で発生するあらゆる天候下での耐久試験(2000時間)
光沢保持率80%以上
5
耐衝撃試験
300g(直剣25.4mm)の鉄球を50cmの高さから塗膜に落とす落球試験
異常なし
6
耐酸試験
5%の硫酸で6時間のスポットテスト
異常なし
7
耐温水性試験
40℃のお湯に100時間浸す試験
異常なし
安全性

SIAA(抗菌製品技術協議会)人体安全性試験

試験項目 確認事項 試験法 安全性基準 結 果
急性
経口毒性
飲み込んだ際の有害性
ラット/マウス
に対する
単回投与試験
LD50が
2000mg/kg以上
2000mg/kg以上
皮膚
一次刺激性
長く触れた際の炎症など
ウサギを用いる皮膚一次刺激性試験
P.L.I(一次刺激性指数)が2.00未満
P.L.I:1.3
変異原性
DNAへの影響
原則、Ames試験
突然変異誘起性が陰性であること
陰 性
皮膚感作性
アレルギー
Maximization test
陰性であること
陰 性
※Ames試験:自身でアミノ酸を作れない細菌が抗ウイルス剤の作用により、DNA変異し、アミノ酸を作れるようになるか否かを確認する試験。
※Maximization test:抗ウイルス剤を含む溶液を皮内注射し、一定期間後の皮膚反応を評価。
本コーティング剤に使用されている特殊アンモニウム塩化合物は人体に安全と判断されました。